震災忌 幼児の頃を 空覚え
台風くる 初日に吊られる 北の湖
太鼓の音 御輿が通った 江戸街道(谷保天神の祭礼)
茜空 富士うきたたせ 秋暮るる |
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秋の夜 妻と二人の 旅に出る
奥入瀬の 紅葉岩より 落つる滝
(渓谷を約二時間歩く)
西日まぶし 金糸銀糸の 錦浦(十和田湖を船で一周)
オリオン座 薄れ十和田湖 秋明ける
(朝五時妻を起して乙女像、十和田神社まで歩く)
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白菜を ベランダに干し 年の暮
夕映えて 富士紫に 衣替え
それらしき七草粥であたたまり
綱二人 消えても初場所 役強し
(若乃花引退 北の湖休場 千代全勝三大関一敗のまま
それに関脇二人も強し)
春場所楽十一勝以上の揃いぶみ
(千代全勝優勝、隆 朝 天祐十二勝 琴 出羽十一勝)
菜の花と グラジオラスや 春の色 |
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今朝もまた 鶯啼いて 目を覚し
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